梅雨が明け、ジリジリと照りつける太陽が本格的な夏の訪れを告げていますね。
最近はニュースでも「危険な暑さ」「熱中症警戒アラート」などの言葉をよく目にします。
皆さんも現場で、「暑くて移動だけでもしんどい…」「エアコンの効きが悪いなあ」と感じているのではないでしょうか?
今回は、そんな今の季節にあらためて意識したい「熱中症対策」について、ケアマネジャーの視点からお伝えします。
ご自身の体調管理はもちろん、担当している利用者さんへの声かけや支援のヒントになれば嬉しいです!
まず最初に、ケアマネジャー(通称ケアマネ)とは何かをざっくりおさらいしましょう。
熱中症は、直射日光の下で活動しているときだけに起こる…
そう思っていませんか?
実は、熱中症による救急搬送の**4割以上が「室内での発症」**だと言われています。
特に高齢者の方は、
・のどの渇きを感じにくい
・発汗機能や体温調整能力が低下している
・エアコンを使わない生活習慣がある
といった理由から、ご本人が自覚しないまま脱水状態や体温上昇が進行してしまうケースが少なくありません。
訪問時に「室内なのにやたらと暑い」「冷房を入れていない」「水分が手元にない」と感じることはありませんか?
それ、熱中症のリスク大です!
アセスメントやモニタリング時には、ついつい身体状況や介護状況の変化ばかりに目がいきがちですが、 この季節は「室温」「冷房の使用状況」「水分摂取の習慣」も観察ポイントに加えてみてください。 たとえばこんな問いかけも有効です: ・「最近よく水分はとれていますか?」 ・「エアコンは使っていますか?苦手じゃないですか?」 ・「夜暑くて寝苦しいことはないですか?」 直接的に聞くことで、ご本人の意識にもつながります。
「エアコンはあるけど、使っていない」という方、意外と多いです。
理由としては、
・電気代が気になる
・音や風が苦手
・昔から使っていない
・我慢できるから」と思っている
などさまざま。
まずは背景を丁寧に聞き取って、「快適=贅沢」ではないことをお伝えしていきましょう。
「最近の暑さは命に関わりますから、短時間でもエアコンを使いましょうね」
「扇風機と併用すると電気代も少なくてすみますよ」
など、ご本人の価値観に配慮しながら提案するのがポイントです。
独居高齢者は、体調の異変に気づかれにくく、熱中症による重篤化リスクが高くなります。
ヘルパーや訪問看護師と情報共有をしながら、「誰が・いつ・どのように」見守っているか、体制を確認しておきましょう。
可能であれば、夏の間だけでもご家族や近隣の方との連携・見守り依頼をするのも一つです。
「水分は摂ってます!」と言われても、内容を聞いてみると「お茶ばかり」「コーヒー中心」「1日1杯だけ」などの場合も。
この時期は、汗とともに失われる塩分・ミネラルも補給が必要です。
理想は、以下のようなものを少しずつこまめに摂取してもらうこと:
・麦茶
・経口補水液
・スポーツドリンク(薄めて使うのも◎)
・塩飴や梅干し
特に利尿作用の強い飲み物(緑茶・コーヒー)に偏っている場合は要注意です。
利用者さんのことばかりに気を取られて、自分の水分補給を忘れていませんか?
夏の訪問は、車の乗り降り、階段移動、マスク着用などもあり、思った以上に身体に負担がかかっています。
・訪問バッグに水筒やペットボトルを常備する
・移動の合間に日陰で一呼吸
・帽子やサングラスで直射日光をカット
など、自分自身の身を守る意識も忘れずに。
元気なケアマネがいてこそ、利用者さんの支援も続けられますからね。
熱中症は、予防とちょっとした気づきで防げるケースがほとんどです。
私たちケアマネジャーは、利用者さんの生活環境や体調に目を配る重要な立場。
だからこそ、「暑さはただの季節現象」ではなく、「命に関わるリスク」として捉え、支援の中に熱中症対策を自然に組み込んでいきましょう。
暑い日が続きますが、皆さんも体調を第一に、無理せず、笑顔で夏を乗り越えていきましょうね🌻✨